包茎手術
恐れ入りますが、現在、包茎手術を休止しております。
包茎手術の費用(税抜)
費用:90,000円(税抜)
包茎とは
「包茎」とは通常(非勃起)状態のときに亀頭が皮に覆われていることを言います。包茎の種類としては大きく分けると「真性包茎」と「仮性包茎」の二つのタイプに分かれます。「真性包茎」とは勃起時であっても亀頭が露出することがないことを言います。もう一方の「仮性包茎」は通常時は亀頭が皮で覆われていますが、手で剥くことができることを言います。ちなみに、通常時も勃起時も亀頭が常に露出している状態を「露茎」と言います。
包茎手術の必要性
基本的に真性包茎、仮性包茎の両方とも必ず手術が必要というわけではありません。特に仮性包茎に関しては、自分で剥くことが可能ですので、毎日のお風呂で清潔に洗ってもらえればなんの問題もありません。仮性包茎の方で手術を受けられる理由としては、見た目のコンプレックスを解消する美容的な部分がほとんどです。真性包茎の場合は見た目だけでなく、衛生面や性行為の不具合といった理由があげられます。包茎の程度が強い場合は排尿障害や、亀頭包皮炎を起こし易く、また治りにくいといった問題を生じることもあります。ただ、真性包茎の場合でも人によって自分で徐々に剥くように訓練すれば、仮性包茎にすることは可能です。
包茎の人がなりやすい病気
亀頭包皮炎
亀頭に起こる炎症のことを亀頭炎、包皮に起こる炎症のことを包皮炎と言います。包茎の方は基本的には亀頭と包皮の両方に炎症が起こることが多く、亀頭包皮炎となります。症状としては、包皮が赤く腫れて亀頭と包皮の内側に炎症が出ます。その他にも、膿が出ることもあり、かゆみ、自発痛、排尿時の痛みを感じることもあります。また、場合によっては出血をすることもある病気です。原因としては、包皮と亀頭の間にカスが溜まることで、細菌に感染し、炎症を起こしています。この病気は再発することもあり、ほおっておくと、尿道狭窄になって、排尿が困難になることがあります。そして、閉塞性乾燥性亀頭炎、二次的包茎、癌になる確率も高くなります。ただ、亀頭部分を清潔に保つことで発症や再発を未然に防ぐことが可能ですが、どうしても、頻繁に亀頭包皮炎になってしまう方は包茎手術を考えられてもいいかもしれません。
閉塞性乾燥性亀頭炎
この疾患は慢性的な亀頭包皮炎が原因で、包皮の弾力性や伸縮性が失われ、陰茎先端周辺の皮膚が白く硬くなることを言います。この疾患は、包茎の方がなりやすいものですが、露茎の方でもなることがよくあり、年配層の方に多く見られます。尿道口に及ぶ場合は、尿道が閉塞されるため、排尿が困難になります。そうなれば、外尿道口を開通させるための尿道口切開か形成外科的修復手術が必要になることがあります。
尿路感染症
尿路とは尿が通る道のことを言います。腎臓で作られた尿は腎盂、尿管、膀胱、尿道を通って外に排出されます。これは細菌やウイルスがこの尿路の中に入って増え、感染した状態を尿路感染症と呼びます。
一般的には子供や女性の方に多いです。成人の男性がかかる場合の主な要因は、包茎のため包皮と亀頭の間にカスが溜まり、細菌が入りやすい状態になっているときです。そういった衛生上に問題がある場合は感染の確率が高くなると考えられます。
尿道感染症をそのままにしておくと、細菌が血液に乗って全身に回ると、敗血症と呼ばれる命にかかわる重症になることもありますので、十分に注意が必要です。
陰茎ガン
陰茎に発生するガンで、そのほとんどが亀頭に発症します。比較的にまれで男性のガンの1%以下ではありますが、統計的にみると包茎の人の方が発生する確率が高い傾向にあります。陰茎ガンは、扁平上皮癌とも言われており、陰茎部悪性腫瘍の一つで、「潰瘍浸潤型」と「乳頭状増殖型」の2種類に分けられます。
包茎手術の流れ
包茎手術とは
包茎の手術法には一般的に【環状切開術】と【背面切開術】があります。
当医院では基本的には環状切開術を行っており、症状によって背面切開術を行うときもあります。
環状切開術
比較的多く行われている手術方法になります。陰茎を最大限に伸ばして、余分な包皮を環状に切除する手術方法です。こちらの手術方法は一般的には包皮小帯までは切除しませんが、早漏防止等の目的で切除することもあります。
主な対象
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メリット
- 手術時間が短い
- 手術後の違和感が少ない
- 手術後の痛みが少ない
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デメリット
- 縫合部が目立つことがある
- 入院が必要な場合がある
背面切開術
背面切開術とは、亀頭と包皮が癒着している部分を剥がし、包皮の先の狭い開口部を縦に切開し、剥けやすい状態に広げてから縫合する手術方法です。これは主に真性包茎などで適応されることが多いです。比較的簡単な手術ですので、手術時間も約15分程度で終わります。
包茎手術の流れ
STEP1診断・カウンセリング
当院では、包茎手術で来院された患者様に対して、まずは診断とカウンセリングを行っております。 包茎で少しでもお悩みの方はお気軽にご来院ください。
STEP2予約
カウンセリング後に、手術が行うことになりましたら、手術の日程を決めさせて頂きます。
STEP3施術
包茎手術を行います。所要時間としては約30分~50分で終わります。
STEP4術後のアフターケア
手術後はできるだけ安静にしてください。その後1週間~3週間後にご来院頂き問題がないか確認させて頂いております。
包茎手術を行う上での注意点
ここでは包茎手術をしっかりと成功させるために、いくつかの注意点を紹介させて頂きたいと思います。
- 午前中に包茎手術を行う場合は、前日の夜から飲食することは避けてください。(副作用で嘔吐したときのトラブルを回避するためです。ちなみに夕方の手術の場合は朝食を軽くとってからはその後の飲食を避けてください。)
- 包茎手術後の4日間~5日は飲酒を避けてください。
- 包茎手術後の1週間~10日はできるだけ安静にして頂き、入浴をしないでください。
- 包茎手術後の約1ヵ月間は性行為をしないでください。
包茎手術のQ&A
包茎手術はどれぐらいで終わりますか?
基本的に30分~1時間程度で終わります。
包茎手術は入院とか必要ですか?
基本的に日帰り手術で行っており、当日にはお帰り頂けます。
包茎手術は痛いですか?
まず術中は麻酔をしているため、痛みを感じることはありません。術後であっても大きな痛みは特になく、痛み止めも処方させて頂きます。
手術後に勃起をしても大丈夫でしょうか?
包茎手術後にすぐに勃起をしても問題はありません。しかし、意図的に勃起することは避けてください。
未成年でも手術を受けることができますか?
保護者の承諾があれば可能です。
手術後に術跡は残りますか?
技術が進歩していますので、基本的にはほとんど目立ちません。